セレッソ大阪が、今季ワーストの5失点で3連敗を喫し、前節4位から5位に後退した。

 立ち上がりから攻撃のミスが目立ち、川崎フロンターレに攻め込まれたが、GKキム・ジンヒョン(30)の好セーブでしのいだ。しかし前半19分、CKから先制点を奪われると崩壊。後半23分にFW柿谷曜一朗(27)がこぼれ球を押し込み、1点を奪うのがやっとだった。

 尹晶煥監督(44)は「いい準備をしていたつもりだったが、ピッチでの対応を見ると準備できていなかった。申し訳なく思う。この雰囲気を早く切り替えないと。またすぐに公式戦(ルヴァン杯準決勝第1戦=4日)がある」とショックを隠せない。リーグ戦初先発だったMF秋山大地(23)は「全体がバラバラだった気がする。試合中に声を掛け合ったが、修正できなかった。もう1回、みんなで気持ちを入れ直さないと」と言った。

 残り6試合で鹿島との勝ち点13差逆転は絶望的となった。4強のルヴァン杯、8強の天皇杯がタイトル獲得へ現実的な目標となる。「もう1回メンタル面を引き締める必要がある」と指揮官。失っていない目標へ、切り替えて奮起するしかない。