末広がりは縁起が良い!! 覇権奪回を目指す鹿島アントラーズは15日、都内でユニホームの胸スポンサーで住宅設備メーカーLIXIL(リクシル)の激励会に参加した。

 協賛して25周年目の同社は社員に自由な参加を呼びかけると、会場の同社WINGビルにいる約3700人のうち、800人近くが参加した。その代表であいさつした熱狂的な鹿島ファンの社員からは「98、08年と『8』がつく年は優勝している」と教えられた。

 18年の今年は、まさに節目の年。昨季最終節で優勝を逃したチームには心強いデータで、主将のMF小笠原は「2年ほど前にLIXIL製品をたくさん使って、でっかいおうちをつくった小笠原です。今季、頑張ってタイトルを取り、庄野社長からたくさんボーナスをいただいて、LIXILの製品を使った家を建てる選手が出てくることを目標に頑張ります」と笑わせながら、奪還を約束した。

 選手と社員との交流タイムで「かつてない」大混乱に陥らせたDF内田は「圧(あつ)がすごい」と苦笑いした。そんな熱狂的な支援と声援を受けたチームは、直前に鹿島神宮で必勝祈願も行い、合宿地の宮崎市に入った。【今村健人】