リハビリ組が、今季初めて実戦ピッチに立った。北海道コンサドーレ札幌のMF荒野拓馬(24)が3日、DF浜大耀(19)とともに熊本・大津町運動公園で行われた東海大熊本との練習試合(35分×2本)の後半に出場した。3-1とリードしていた22分、荒野が4点目を決め、5-2での勝利を後押しした。左膝軟骨損傷からの復帰を目指す浜と同様に、昨季終盤に負った右足甲骨折で出遅れていたが、復活をアピール。「久々のゲームだったので楽しかったです。良かった」と喜びに浸った。

 前夜はペトロビッチ監督のサッカーが浸透しつつある仲間の激闘を目に焼き付けた。3-3で引き分けたセレッソ大阪戦は、同学年のMFチャナティップや札幌ユースからの後輩、MF深井とDF進藤が得点。「自分もチームに貢献できるプレーをしたい」と、刺激を受けた様子。「目前の試合を目指してやっていきたい」と、公式戦出場へ意欲を高め、完全復活を期していた。