FC東京の長谷川健太監督(52)は、横浜F・マリノスに敗れた試合後の会見で、トップチームの公式戦で初先発、フル出場したMF久保建英(16)について「今日は非常にタフにプレーしてくれたと思っています。最後は疲れてミスもしましたが、チームの勝利のために戦う姿勢を見せてくれた。今日の建英は素晴らしかった」と高く評価した。

 敗戦については「負けたのは本当に悔しいです。でも、選手が気持ちを見せてくれた。もう1つが、ここ数試合詰め切れていませんが、熱い試合を見せてくれた。何とか勝利を…と熱く戦ってくれた」と、選手が闘志を見せたことは評価した。

 ただ、リーグ戦では2月24日の浦和レッズとの開幕戦は1-1で引き分け、3日のベガルタ仙台戦は0-1で敗戦。この日も完封負けで、公式戦3試合で1得点と決定力不足は否めない。長谷川監督は「最後のツメの部分が、リーグ戦も足りないので、ラストパスなどの精度を高めたい」と今後の課題を口にした。【村上幸将】