J2アルビレックス新潟の今季ホーム初勝利はならなかった。京都サンガFCに1-1で引き分けた。前半15分、FW矢野貴章(33)がコーナーキックからヘディングで2試合連続先制ゴールを決めた。だが、その4分後にセットプレーから同点にされ、その後は追加点を奪えなかった。これで前節松本山雅FC戦に続き2試合連続引き分け、開幕3試合で1勝2分け。昨季リーグ戦から9試合負けなしと不敗は続いている。

 GK大谷幸輝(28)が追加点を与えなかった。後半のピンチで相手との1対1を防ぐなど体を張った。元ブラジル代表GKアレックス・ムラーリャ(28)が10日の練習で負傷、今季リーグ戦初出場が回ってきた。7日のルヴァン杯ベガルタ仙台戦でもフル出場。「1試合出ていたことで、少し余裕があった」。同点にされたセットプレーは「もっと自分のポジショニングが良ければ防げた」と悔やむが、それ以外は安定した守り。周囲の信頼を得た。