主将の復帰が近づいた。右ふくらはぎのケガで離脱していた北海道コンサドーレ札幌MF宮沢裕樹(28)が21日、札幌・宮の沢での全体練習に合流した。18日長崎戦での今季初勝利から2日のオフを経て再始動したこの日、午前中から攻撃練習などにも参加。午後もフルメニューを消化し「大丈夫でした、何とか」と、回復をアピールした。

 2日C大阪戦で負傷。右ヒラメ筋肉離れと診断され、戦列を離れた。公式戦で勝ち星を挙げられず、6戦目の前節で初めて勝ち点3を奪ったチームを見守りながら、リハビリに励む日々だった。目指すプレーが随所に出るようになったチームの戦いぶりに「今やっていることが大事。積み上げていけばいい」と手応えを感じている。

 自身に代わり、MF兵藤や荒野がボランチとして起用された。後輩荒野が先発した試合での勝利に焦りはなく「この勢いで。ちょっと(期間が)空くけど、鹿島に向けてやっていければいい。しっかり準備する」。連勝を狙う次節の31日アウェー鹿島戦までの時間は、宮沢にとって復帰に向けてコンディションを整える貴重な時間となる。【保坂果那】