九州・沖縄から16チームが参加した大会は、決勝で比屋根フットボールクラブがアリーバFCに3-0で勝ち、沖縄県勢初の九州大会優勝を決めた。両チームは5月3~5日に横浜市の日産スタジアムなどで行われる全国決勝大会への出場権を手に入れた。

 比屋根フットボールクラブが圧倒的な攻撃力を武器に九州大会を制し、沖縄県勢として初の全国決勝大会への切符をつかんだ。

 1回戦でセントラルFC宮崎に4-1と圧倒し、波に乗った。準々決勝の太陽スポーツクラブ国分戦は3-2、準決勝の大分トリニータU12戦は延長にもつれこんだものの、延長前半に新本琉羽のゴールで先制点をあげ、その後も順調に追加点を加えて3-0で勝ち上がった。迎えたアリーバFCとの決勝戦も破壊力ある攻撃で3-0と危なげない試合運びで勝利を飾った。

 花城竜仁監督は「選手にはおめでとうと言いたいが、トレーニングしてきたこと全ては発揮できなかった。守備や球際はまだまだ修正しなければ全国では戦えない。そこを修正して全国でもきっちり勝っていきたい」と語った。

 主将の友利楓樹は「決勝前半はお互いに声をかけて盛り上げていけたが、後半は自分たちのサッカーができなかった。全国では細かいところを修正して優勝を狙いたいです」と意気込みを語った。