ベガルタ仙台のMF奥埜博亮(28)が古巣にゴールを決め、チームの不敗神話を継続させる。チームは29日、ユアテックスタジアム仙台で明日31日のホームV・ファーレン長崎戦へ向け、紅白戦を中心にメニューをこなした。奥埜は主力組に入ってプレー。相手の高木琢也監督(50)とは長崎に移籍した13年からの2年間をともにしたが、ここから始まる15連戦の初陣を、自身のゴールで飾ってみせる。

 長崎在籍時は「アジアの大砲」の異名を持つ高木監督からゴールへ向かう意識をたたき込まれた。

 奥埜 長崎ではシュートを打てるところで打たずに何度か交代させられたことがあった。ボランチが上がれば攻撃の幅も広がる。バランスを取って点を取ることも意識したい。成長を見せることができれば。

 公式戦6戦無敗のチームを、球際に強さを発揮しけん引している。今季リーグ最多となる20回のタックル数を記録。被ファウル数でもリーグ3位の13と、攻守の要となっている。

 奥埜 まずは個々のところで負けないこと。球際のところで勝てれば数的優位がつくれるし大事な部分。勝ち点3を取れるよういい準備をして臨みたい。

 5戦負けなしのホームで、古巣を迎え撃つ。