北海道コンサドーレ札幌が名古屋グランパスに完勝し、今季初のホーム2連勝を飾った。

 試合開始直後から札幌が優位に試合を進めた。前半2分、右クロスにFW菅がダイビングヘッド。相手に阻まれるが両チーム最初のシュートを放った。その後も右サイドのシャドーMF三好、ウイングバックMF駒井がドリブル突破でチャンスを演出した。前半26分、右CKをDF進藤が頭で先制ゴールを決めた。一方、名古屋はFWジョーにボールが集まらず、攻め手に欠いた。前半は名古屋の2本に対して13本と圧倒的にシュートを放った札幌のリードで折り返した。

 後半開始直後は名古屋が押し込んだ。10分、MF和泉が右サイドで角度のない位置からシュートを打つが、相手GKクがセーブした。札幌は後半24分、途中出場のFWジェイからの左クロスをFW都倉が左足のオーバーヘッドで決め今季初得点となる2点目。28分にはMF菅のクロスがオウンゴールになりダメ押しとなる3点目が決まった。

 札幌はアウェーセレッソ大阪戦(3月2日)以来となる今季2度目の3得点をマーク、2試合ぶりの勝利を手にした。J1に昇格した名古屋は、今季4得点を挙げている攻撃の要・MFシャビエルがベンチに入らなかった影響が大きく、シュートは7本のみに終わり3連敗を喫した。