横浜F・マリノスのDF中沢佑二主将(40)が今季初ゴールを決め、チームに勝ち点1をもたらした。

 先制された3分後の後半16分だった。FWユンの右CKに頭で合わせると、相手選手に当たったボールはゴール右へ吸い込まれた。日々の練習から磨いていたCKからの得点に「いつも練習している形だったので、枠に入れることだけを考えた。いいボールがきたので、決めなきゃと」と、試合後は精悍(せいかん)な顔つきでふり返った。

 40代の日本人選手がJ1でゴールを決めたのはFWカズ(三浦知良)、FW中山雅史に次いで史上3人目。年長記録としても歴代4位となった。昨季J1王者の川崎フロンターレに序盤から押し込まれる時間が続いていたが、「どんな形であれ点をとれてよかった」と前を向いた。