鹿島は17日にホームで、水原(韓国)とのACL1次リーグ最終戦に臨む。

 既に決勝トーナメント進出は決めているが、引き分け以上でなければ2位通過となる試合。DF昌子源は「負けていい試合はないし、この前の試合(Jリーグ名古屋戦)でできて、次の試合でできないのは良くない。多少メンバーが代わった中でも、やることは変わらない。勝つだけ。勝ちたい」と話し、大岩剛監督も「我々のクラブは常に勝利を目指している」と首位突破に挑むことを強調した。

 この日はMF遠藤康やDF安西幸輝が全体練習に加わったものの、復帰したばかりのMFレアンドロは左膝の痛みを再発し、DF西大伍も再び離脱した。さらにGK曽ケ端準は15日の練習で右脚を痛めたという。けが人は変わらずに多く、ルーキーのFW山口一真が公式戦で初先発する可能性も出てきた。

 大岩監督は「競争があればあるほどチーム力は上がる。今は、若い選手が出るチャンスがある状況。思い切ってアグレッシブにやることが、チームのためになり、本人のためになる。そういう競争があれば自然とチーム力が上がる」と期待した。14日のJリーグ名古屋戦で初アシストを決めた山口は「スピードや馬力、シュートの威力が自分の売り。ゴールを取るために準備はしている。うまくゴールに入ってくれることを信じてプレーします」と話した。