ジュビロ磐田は、エース弾で今季初の連勝を狙う。へんとう炎で前節ホーム・サガン鳥栖戦を欠場したFW川又堅碁(28)が19日、磐田大久保グラウンドでの全体練習に完全合流した。

 約1時間の調整を見守った名波浩監督(45)は、「動きは悪くない。スタメンで使う」と明日21日のアウェー・ベガルタ仙台戦(午後2時、ユアスタ)での先発復帰を明言した。指揮官の期待に応えるべく、川又も「休んだ分を挽回できるようにやるだけ」と短い言葉に力を込めた。

 離脱中は、39度を超える高熱と喉の激痛に耐えながら、体力維持のために水分と食事だけは欠かさなかった。復帰初日となったこの日、7対7のミニゲームで反転シュートを決めるなど状態の良さをうかがわせた。チームは練習後、仙台に移動。今日20日は現地で最終調整を行い、万全の状態を整える。川又は「勝って(取材陣に)連勝の話ができるようにするよ」と頼もしい言葉を並べた。【前田和哉】