北海道コンサドーレ札幌は4日、鹿島アントラーズとカシマスタジアムで練習試合(45分×3本)を行い、1-5で敗れた。得点は2本目16分にMFチャナティップが決めたゴールのみ。リーグ戦中断期間で集中的に取り組んできた後ろからの攻撃の組み立てや、前線3人のコンビネーション練習の成果は出せなかった。約1カ月半、札幌市内で大学生相手の練習試合しかできていなかっただけに、ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は「狙いとするところも出せていた。強い相手で課題が見えた」と、振り返った。

 当初は18日に再開するリーグ戦を想定して、90分間をフルメンバーで戦う予定だったが、DF福森や進藤、MF駒井や深井らが別メニューのため遠征に同行できなかった。そのため可能性を探りながらのメンバー構成だった。指揮官は「公式戦に近いかたちでできたのは、選手にとってもいい準備になった。再開後、いいスタートが切れるのではないか」と前向きだった。