ヴィッセル神戸は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがデビューを飾った一戦で、4連勝を逃した。

 試合開始早々から攻め込んでいた湘南ベルマーレは前半10分、右CKでショートコーナーを選択。タイミングを外したクロスをDF坂が頭で押し込み、幸先よく先制した。その後は一進一退の攻防を繰り返し、湘南はカウンターなどで好機をつくった。

 後半に入り神戸は2分、FWウェリントンがクロスから直接右足でゴールを狙ったがクロスバー。同点の危機を脱した湘南は直後の3分、スルーパスに抜け出したMF斉藤がゴールへとボールを流し込み、リードを2点に広げた。

 神戸は後半14分、ついにイニエスタがJリーグデビュー。ボールを持つ度に大歓声が場内を包んだ。だが、湘南は同22分、FW菊地がダメ押しの3点目をもたらし、勝利を決定づけた。

 湘南はイニエスタに決定的な仕事をさせず、快勝でここ3戦負けなし(2勝1分け)となった。