アビスパ福岡が終了間際の劇的ゴールで勝利した。後半ロスタイムで途中出場のFWレオミネイロ(28)が右足で突き刺した。執念で勝ち点3をもぎ取り宿敵大分トリニータを勝ち点でも逆転した。大分は連敗で3試合連続無得点に終わった。

ブラジル人FWレオミネイロが劇的ミラクル弾で福岡を2連勝に導いた。井原監督の「より前のパワーを出したかった。ドゥドゥとの関係性もいいので」と、後半21分に途中出場し値千金の活躍だ。今季途中加入ながら早くも5試合2得点と貢献だ。

カウンターから左に展開した0-0の後半ロスタイム3分。MF山瀬がカウンターからドリブルで運んだパスを受け正確な右足キックで相手GKも届かない右隅にゴール。直後にサポーター席へ走り、地鳴りのような歓喜の中で喜んだ。お立ち台で「難しい試合は分かっていたが、貢献できるようにと思っていた。J1昇格できるようにと思っています」と声を弾ませた。

勝ち点差2で迎えた4位大分、5位福岡の互いに譲れない“九州ダービー”の直接対決だった。前回までの大分に対する福岡は、J2通算2勝5分け8敗で、15年4月11日以来、4戦未勝利中だった。ホーム試合では、10年6月13日の勝利が最後。決して相性は良くなかったが、勝利への執念が上回った。

次節の8日からJ1昇格を左右する松本、横浜FCと上位対決の正念場が待ち受ける。だが負ける気はない。レオミネイロは「ゴールはうれしいが、それ以上に勝利を挙げていくことが大事。次も重要な試合がある」と浮かれた様子はなかった。【菊川光一】