北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(39)が25日、実戦復帰した。

札幌・宮の沢で行われた全体練習でミニゲームに参加。控え組のボランチでプレーした。両足首の不調で別メニュー調整が続いており、前節20日湘南戦はベンチから外れていた。「先週から状態は悪くなかったけど、練習は部分的にだった」と大事を取っていた。「とにかく1試合1試合勝ち点3を取ることが大切」と、残り5試合のシーズンラストスパートを見据えた。

今季は7試合に途中出場。8月の古巣アウェー清水戦では、FW都倉の決勝ゴールをアシストするなど、試合の流れを変える切り札として投入される。精神的支柱としてチームに安心感を与える存在でもある。「試合に出る出ないにしろ、チームに貢献したい」と、どっしり構え、チームを包み込む。

チームは次節28日アウェー名古屋戦に向けて今日26日に敵地入りして備える。2試合ぶりベンチ入りは、状態を確認してからになるが「(遠征に)行くメンバー、行かないメンバー、力を合わせて」と、引き分け以上で決まるクラブ初の2年連続J1残留へ、一丸を強調していた。【保坂果那】