コンサドーレ札幌は29日、1次キャンプ地のタイから帰国した。同国での対外試合3戦でチーム最多5得点のFW鈴木武蔵(24)は、開幕前の対外試合でもゴールを量産することを宣言。定位置どりへ、決定力をアピールするため「常にチームで一番点を取っている存在でありたい」と目標を掲げた。

19日のランパーンFC(タイ2部)との試合で今季チーム第1号を決めてから、全3試合連続で得点している。「FWとして譲れない」とPKは自ら手を挙げてキッカーを務め、2回ともに成功させた。2週間強のタイ滞在を「楽しかった。札幌に来て初めてのキャンプだったので覚えることがあったけど、意外とすんなり覚えられた。充実したキャンプでした」と振り返った。

新加入のFWは3人。同じ1トップのポジションには昨季主力のジェイもいるが、ライバル争いに負けるつもりはない。2月1日にスタートする沖縄での2次キャンプでは、5日の名古屋戦など3試合予定されている。「得点は次のキャンプでもどんどんこだわってやっていきたい。楽しみです」。31日まではタイで口にできなかったすしを堪能するなど短いオフを満喫。沖縄、熊本と続く札幌特有の長期キャンプでゴールを量産し、開幕スタメンに向かう。【保坂果那】