今季コンサドーレ札幌に加入したMFルーカス・フェルナンデス(24)が24日、先発奪取を目標に掲げた。

前日23日の湘南との開幕戦で途中出場し、Jリーグデビューを果たした。この日はキャンプ地の熊本へチームとともに移動。ルーカスら湘南戦先発組ではない選手は九産大との練習試合に臨んだ。開幕戦を振り返り「楽しみにしていたので、個人的にデビューできて良かった。90分通してプレーできるようにもっともっと絡んでいきたい」と、気持ちを新たにした。

湘南戦は後半31分から右サイドハーフで投入された。先制された後の40分にFW鈴木へ右クロスを供給。得点にはならなかったが、絶好機を演出してアピールした。「状態はいいので自信を持ってプレーしようと思った」。だからこそフル出場の機会をうかがう。

ブラジル国外での初めてのプレー。「サポーターの声援やスタジアムの環境が素晴らしくて驚いた。感動した」と、胸を熱くした。それだけに、0-2での敗戦には「悔しい気持ち」。札幌で新スタートをきったブラジル人助っ人は、今度は先発としてチームの勝利に貢献するプレーを見せるつもりだ。【保坂果那】