北海道コンサドーレ札幌が、新加入FW鈴木武蔵(25)の2発で浦和レッズを下し、敵地で今季初勝利を挙げた。

昨季までV・ファーレン長崎に所属した鈴木の移籍後初ゴールが生まれたのは開始2分だった。左からマイナス方向のパスを受けたMFアンデルソン・ロペスが、すぐさま浮き球で左前方の鈴木へ送る。最終ラインの裏を取っていた背番号9はトラップから左足でシュートを打ち、GK西川の右手をはじいてゴールに決めた。

2点目も鈴木だった。前半27分、相手DFマウリシオの縦パスをカットしたMFチャナティップが右足でスルーパス。またも抜け出してGKと1対1になり、冷静に左足でゴール左隅を射抜いた。

この2点を守った札幌が勝利。試合後、鈴木は「練習で意図していたことが1点目はできた。2点目も、奪ってからのカウンターを決めることができた」と喜んだ。一方で無人のゴールに蹴り込むだけだったチャンスを外すなど「まだまだ決められた。もったいないですけど、次に切り替えていきたい」と振り返った。