ジュビロ磐田MF松本昌也(24)が7日、古巣撃破を誓った。

9日にホームで行われるJ1第3節(午後3時、ヤマハ)で、13年から4年間在籍した大分トリニータとの対戦が、移籍3年目で初めて実現。磐田市内での調整後、高まる胸の内を明かした。

松本 楽しみだし、負けたくないという気持ちがすごく強い。成長した姿を見せる良い舞台だとも思うし、ジュビロとして勝利が必要。いつも以上にアグレッシブにいきたい。

今季は右サイドバック(SB)を務め、開幕から2試合連続でフル出場中。しかし、同位置では激しい定位置争いが続く。前日6日のルヴァン杯では、DF石田崚真(22)が決勝点をアシスト。J2金沢への期限付き移籍から復帰後初先発で、いきなり結果を出した。松本は「より緊張感が高まった。そこをプラスに変えてやりたい」と、危機感を原動力にする。

大分戦も右SBでの先発が濃厚で、この日の全体練習後もクロスの精度に磨きをかけた。「自分が出場する意味は、攻撃の部分にある。前に出る回数を増やしたい」。サイドを駆け上がり、チームに今季リーグ戦初勝利をもたらす。【前田和哉】

◆松本昌也(まつもと・まさや)1995年(平7)1月25日、大分県中津市生まれ。中学からJFAアカデミー福島でプレー。13年に大分に入団し、17年から磐田。J1通算44試合2得点。J2通算60試合3得点。J3通算28試合1得点。175センチ、69キロ。血液型B。