浦和レッズレディースのFW安藤梢(36)、菅沢優衣香(28)、DF南萌華(20)が13日、埼玉県立浦和第一女子高等学校を訪れ、サッカー部の生徒ら約50人と交流した。

クラブのホームタウン活動、および女子サッカー普及活動の一環で、校舎でのトークショーとグラウンドでのサッカー交流を行った。全員が日本代表経験者で、トークショーでは6月にせまるW杯(ワールドカップ)フランス大会についての話題も出た。4度のW杯選出経験を持つ安藤は高校1年時に初めて出場した99年米国大会を振り返り「みなさんと同じぐらいの年でしたけど、何もできなかった。大人と子どもの差ぐらい世界の壁を感じたことを覚えています」と話した。

そこから09年に海外移籍を果たすなど選手として成長し、11年ドイツ大会では全6試合に出場して優勝に大きく貢献。大会では試合を行うごとにチームが波に乗っていったと明かし「大会前の5月の遠征で負けたり、チームでもいろいろと問題が起きていた。でも本大会の試合ごとに選手で意見をぶつけて強くなっていった」と振り返った。

今年6月には、なでしこジャパンにとって8回目となるW杯フランス大会が開催される。15年カナダ大会に出場した菅沢は「試合には出れたけど、なかなか活躍できなかった。まずはメンバーに入れるように。そして4年前にできなかったことをやりたい」と意気込んだ。昨年8月にはU-20W杯フランス大会優勝を経験した南も「W杯は夢の場所。出られれば大きなものが得られると思う」と残り3カ月でのアピールを誓っていた。