仕切り直しで次に備える。北海道コンサドーレ札幌は20日、1-3で敗れた17日鹿島アントラーズ戦から2日間のオフを挟み、札幌・宮の沢で全体練習を再開した。代表活動のためJ1は中断となり、リーグ戦の次節は30日のアウェー名古屋グランパス戦。昨季開幕戦からフル出場を続けるDF進藤亮佑(22)は「負けたので気分としてはまた一からやれれば」と切り替えた。

今季はリーグ戦で4試合7失点。チームは攻撃的サッカーを掲げるが最終ラインの一角として「失点は気にしなくてもいいわけではない」。カウンターでの失点が目立った鹿島戦に「ゴールから逆算して守れていない場面がチームとして多かった」と反省した。ボランチら守備陣との連係を課題に挙げ「良くなるために要求をできることは伝えていく必要がある」。中断期間では守備面でもよりコミュニケーションを取り、立て直しを図る。

一方、攻撃面では「昨年からやっていることを引き続き出せている」。相手の配置によって試合中で選手間で修正し、チャンスを多く作れている手応えがあるという。「開幕戦で負けてちょっと苦しむかなと思ったけど、今は自信を持ってやれている」。名古屋をたたいて4月攻勢に入る。【西塚祐司】