J2アルビレックス新潟は21日、「メソッド部門」のコーチングスタッフ会見を開いた。メソッド部門は、小学校から高校までのアカデミー部門所属選手の育成、強化を目的とし、今季から新設。今後、年齢別のゲームモデル構築などを目指していく。

部門新設にあたり新潟は、パリSG(フランス)、CFパチューカ(メキシコ)などで実績のあるサッカー・サービス・バルセロナ社(本社スペイン)と3年のライセンス契約を結んだ。Jクラブ初の試みに是永大輔社長(41)は、「ぼんやりとある新潟スタイルを明確にし、そのスタイルを世界基準にしていきたい」と意欲的に語った。

また、同社から派遣のオスカル・ガルシアコーチ(30)は、現在所属する166人のアカデミーの選手を把握、評価するために「毎日、選手と接して、よく知りたい。そして、新潟にしかできないスタイルを作りたい」と話した。「日本の練習は、テクニックを重視しているが、認知のエラーが多い。現代サッカーに大事な”認知“にフォーカスしていきたい」と現代サッカーに必須と言われる、周囲の状況を瞬時に判断する能力である”認知“の向上を重点項目に挙げた。