埼玉県関係選手のワールドカップ(W杯)ロシア大会16強を表彰する「彩の国功労賞」贈呈式が2日、さいたま市内の県知事公館で行われ、浦和レッズDF槙野智章(31)が出席した。

賞状、ぬいぐるみ、タンブラーなど記念品を贈られ「埼玉県出身の西野監督とともに、大きな夢だったW杯に浦和レッズを代表して出場できた。濃い日々を送らせてもらい、成長させてもらいました」とスピーチ。「広島県で生まれ育ちましたが(ケルンから加入した)12年から住む浦和が大好き。映画『翔んで埼玉』にも少しだけ出演させていただいています」と“地元愛”も強調した。

上田清司県知事(70)からは「県民を代表して感謝いたします。これからも世界を相手に『侍ニッポンおこにあり』を、埼玉勢として示していってほしい」と期待された。

槙野は授賞式後、報道陣の取材に応じ「帰ってきてからの反応がすごかった。練習場でのファン・サポーターはもちろん、すれ違ったおじいちゃんやおばあちゃんから『見てました』だけじゃなく『元気や夢、目標をもらいました』と言っていただいた」と感謝。同時に受賞したGK川島永嗣とMF原口元気(ともに父親が代理出席)について「原口選手とは浦和で一緒にプレーし、グラウンド外でも一緒に成長してきた。川島選手もベテランとしてピッチ外でも大きな仕事をしてくれた。だからこそ難しい状況を打破できた」と昨夏の功績を笑顔で振り返っていた。