デジタル機器への依存傾向に危機感を抱くサッカー評論家のセルジオ越後氏(73)だが、もちろん利点も理解しており、本人もネット通販などはよく利用している。自称「せっかちな性格」で、買い物には時間をかけたくないタイプのため、通販は便利だという。

中でも重宝しているのはブラジル料理の材料の入手だ。「トヘーズモ」という料理は、ブタの皮をカリカリに揚げたもので、絶妙な歯ごたえと塩気があり、「酒のつまみにぴったり」。また、オクラも決して高価ではないが、国産の味のいいものを通販で取り寄せ、自ら料理する。オクラとひき肉、ベーコン、玉ネギを一緒に炒めて、塩とコショウで味を調えるのがブラジル流。これは「ご飯のお供」に最適という。

同氏が繰り返して強調していたのは、ジュニア世代がデジタル機器を使う際に「無制限」「使いたい放題」=制御不能になり、依存症に陥ることへの懸念だ。親を含めた周囲の大人たちが、きちんと見守ってほしいとしている。

◆セルジオ越後 ブラジル・サンパウロ生まれの日系2世で、18歳でブラジルの名門コリンチャンスとプロ契約。同国代表候補にもなった。72年に来日、藤和不動産サッカー部(現湘南)でプレー。78年から「さわやかサッカー教室」で全国を回り、開催1000回以上、延べ60万人以上を指導。その経験から「セルジオ越後の子育つ論」など子育て本も出版。93年4月から日刊スポーツ評論家。06年文部科学省生涯スポーツ功労者表彰受賞、13年外務大臣表彰受賞。17年旭日双光章を受章。H.C.栃木日光アイスバックスのシニア・ディレクター、日本アンプティサッカー協会最高顧問。