ジュビロ磐田に新加入したDF秋山陽介(24)が「即デビュー」に向けて準備を進めている。

チーム合流から5日。鈴木秀人監督(44)が「推進力がある。即戦力として期待している」と評価するなど、次節アウェー仙台戦(3日午後7時、ユアスタ)でいきなり先発する可能性が浮上している。

7月31日、磐田市内で約2時間のフルメニューを消化した秋山も「(出場の)チャンスがあるなら、チームとしてやるべきことをやる。その中で自分の強みを出していきたい」と意欲を示した。左サイドでプレーした10対10の練習ではMF田口泰士(28)のパスに抜け出し、決定機も演出。「1日でも早く戦力になれるようにしたい」と、連係面の確認を進めている。

J1名古屋に所属していた18年はリーグ戦22試合に出場も、今季は「0」。出場機会を求め、シーズン途中での期限付き移籍を決断した。「自分の中では挑戦。環境を変えることでプラスになると思うし、気後れせずにプレーしていきたい」と秋山。新天地で輝きを取り戻し、現在J2自動降格圏の17位に低迷するチームの起爆剤となる。【前田和哉】