試合終盤に激しく動いて1-1で引き分けた。

ガンバ大阪は0-0の後半44分、MF小野瀬康介(26)のシュートをGKがはじいたこぼれ球をMF倉田秋(30)が押し込んで先制した。「康介はドリブルからシュートが得意。GKがはじいてくれと思いながら走り込んだら、その通りになった」。

そのまま逃げ切るシナリオはロスタイム、サンフレッチェ広島FWレアンドロ・ペレイラ(28)が頭で決めた同点ゴールで崩された。倉田は前節ヴィッセル神戸戦でも先制ゴールを放ったが、2-0から追いつかれた。3試合連続の引き分けに「正直しんどい部分はある」と厳しい表情を浮かべた。

練習では守備を徹底してきたという。「失点するまではしっかりブロックして体を張ってできていた。ロスタイムに入ってセーフティーなプレーで時間を使うと、みんな思っていたと思うが…。何なんですかね、分からない」。

ただ、広島戦に向けて準備してきたことはフルに発揮し、圧倒できた。「点を取った後の持っていき方が今年はよくない。原因は1人とかじゃなく、いっぱいあると思うんで突き詰めていきたい」。後半35分に、イングランド2部リーズから1年半ぶりに復帰のMF井手口陽介(22)が出場。戦力とメンタルを整えて、今度こそ勝ち点3をつかみ取る。