連覇を狙う鹿島アントラーズは敵地で善戦し、強豪広州恒大と引き分けた。

前半は鹿島が時間をかけて攻撃を組み立てる展開が続いたが、MFレオ・シルバらのシュートは枠を捉えられなかった。一方で広州恒大の縦に早いカウンターに苦戦し、30分にはGKと1対1のピンチを迎えたが、鹿島GKクォン・スンテが至近距離からのシュートを弾いて決定機を阻止した。前半ロスタイムには広州広大MFタリスカの強烈な直接FKを浴びたが、ここもクォンの活躍でピンチを切り抜け、スコアレスで折り返した。

後半はホームの広州恒大が攻勢に出て、鹿島は守りの時間帯が続いた。それでも集中した守りで得点を許さず、虎視眈々(たんたん)と一撃を狙った。後半23分には、この日21歳の誕生日を迎えたFW上田を投入。前線でタメを作ることに成功し、攻撃に厚みが出たものの、最後まで得点は奪えなかった。

第2戦は9月18日、カシマスタジアムに広州恒大を迎え撃つ。