元サッカー日本代表でFC東京のクラブコミュニケーターを務める石川直宏氏(38)が4日、左ひざ前十字靱帯(じんたい)損傷のけがを負った川崎フロンターレMF中村憲剛(39)へエールを送った。

石川氏はこの日、都内で自身のサッカー人生をつづった伝記「素直」の発売記念イベントに出席。05年9月に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂、15年8月に左ひざ前十字靱帯(じんたい)損傷の大けがを経験した東京のレジェンドは、中村と連絡を取ったことを明かし「僕と一緒でした。立場や年齢のこともありますし、周囲はすごく心配してくれるんです。でも彼は、すっと受け入れられた、と言ってました。僕も痛めたときはすごく不安でしたが、状態とリハビリのことを聞いた瞬間、やるしかないな、とすぐに思いました」と自身の経験を重ね合わせた。

15年のけがでは、復帰まで2年以上の時を要した。だが、大きなけがを乗り越えた先に、素晴らしい景色が待っていたことを身をもって体験している。だからこそ「憲剛さんも苦しいのは分かります。でも(乗り越えた先の)あの景色を見るんだなと。2度のリーグ優勝、カップ戦優勝とあれだけいろんなものを見てきて。さらにけがを乗り越えた先の景色を見られたら、自分は本当にもう、かなわない」。長年、ともに多摩川クラシコの“象徴”として戦った川崎Fのバンディエラへ石川流のエールを送っていた。