ガンバ大阪は19日、大阪・吹田市の練習場で23日の横浜F・マリノスとのJ1開幕戦(アウェー)に向けた練習を再開させた。16日ルヴァン杯柏レイソル戦は0-1で惜敗し、今回のJ1開幕戦が公式戦2試合目となる。

元日本代表MF遠藤保仁(40)が出場すれば、楢崎正剛(名古屋=GK、18年限りで現役引退)が持つ631試合のJ1最多出場記録に並ぶ。先発か途中出場かは流動的だが、いずれにせよ出場の可能性は高い。柏戦は後半途中からの出場だった。

この日の練習は冒頭15分間のみの公開だったが、大ベテランは元気に輪の中心に入った。別メニューが続いていたFWアデミウソン(26)も合流した。

今季開幕戦は、昨季J1王者横浜の本拠地日産スタジアムで開催される。遠藤が横浜フリューゲルスでプロ1年目を迎えた98年の開幕戦と同じ会場(当時は横浜国際総合競技場)になる。

98年3月21日、Jリーグで初開催となった同競技場の横浜マリノスとのダービー戦で、背番号27でフル出場した18歳は2-1の勝利に貢献。プロの第1歩を踏み出した会場で、今度は金字塔に並ぶことになる。

この日の練習後、取材に応じた遠藤は「(日産スは)プロデビュー戦でスタジアムのこけら落としだった試合。しかも代表戦でも多く試合をしてきた。そこで(当時、同じ横浜Fだった楢崎)正剛さんの記録に並べるのはうれしい。もちろん、出たらの話ですよ(笑い)。それよりもチームが勝たないと意味がない。勝利第1です」と静かな闘志を燃やした。