J1セレッソ大阪の高卒ルーキーMF西川潤(18)と東京オリンピック(五輪)世代のU-22日本代表でポルトガル1部マリティモのFW前田大然(22)が芸能大手の吉本興業とマネジメント契約を結んだことが14日までにわかった。

すでに同社の公式ホームページにプロフィルも掲載されており、今後はテレビなどへのメディア露出、広告、イベント出演のマネジメントなどを吉本が担っていく。西川は昨年5月のU-20ワールドカップ(W杯)ポーランド大会に飛び級で出場したほか、同10月のU-17W杯ブラジル大会にも出場。U-17W杯では1次リーグ第3戦のセネガル戦でチームを決勝トーナメントに導く決勝点を挙げるなど活躍し、スペインの強豪バルセロナから2度のオファーを受けるなど世界から注目される逸材だ。今年2月には「将来的には海外でやりたい。まずはセレッソで活躍することを意識しています」と語っており、桐光学園(神奈川)を卒業し、今季からスタートさせるプロ生活での飛躍を狙う。

前田は50メートルを5秒8で走る俊足が武器で、19年5月の南米選手権ではA代表にも初選出された快足ストライカー。19年7月に当時J1で戦っていたJ2松本山雅から初の海外挑戦としてマリティモへ移籍。リーグ開幕戦で早速デビューを果たすなど、ここまで24試合で19試合出場3得点を挙げるなど主力として活躍している。「持ち味のスピードを磨けている」と海外生活で手応えもつかんでおり、東京五輪でのメンバー入りも期待されている。

吉本興業は近年、アスリートのマネジメントにも力を入れており、DF森重真人(東京)、MF斎藤学(川崎F)、DF太田宏介(名古屋)、DF駒野友一(FC今治)ら日本代表経験者が多く在籍。引退選手でも井原正巳氏(現柏ヘッドコーチ)や元東京の平山相太氏、元神戸の永島昭浩氏らがおり、サッカー界だけで約20人が所属している。