サッカーができない時間は、“自分磨き”。コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(26)が札幌市内の自宅でオンライン取材を受けた。

14日からチームの練習が一時休止となり、自宅待機中は美容と英会話の勉強に力を入れていることを明かした。美肌を手に入れ、夢である海外挑戦への準備を進めてポジティブな時間を過ごしている。

前向きな鈴木は、時間を有効活用していた。札幌ドームのスタンドがサポーターで真っ赤に染まった画像を背景に設定し、画面越しで取材に対応した。「この時期だからこそ、普段読まない本を読んだり、英会話の勉強もできる。美容の本を読んでます」と、近況を語った。

イケメン度は順調に増している。形成外科医による科学的エビデンスに基づいたスキンケア法について書かれている本に「僕たちが思っていた美容常識は違うらしい。おもしろい。なるほどなって思う」と熱中。元々、乾燥と肌荒れに悩んでいたが、最近は調子が良いという。「美容男子を目指してサッカー界のIKKOになります」と、サービス精神旺盛に「どんだけ~」ポーズを決めてみせた。

内面の向上にも余念がない。3月のキャンプ後から週2~3回、英会話のマンツーマンレッスンに通っている。今後はオンラインに切り替え、夜に子どもが寝た後、週5程度に増やしていくつもりだ。夢見る海外挑戦のためはもちろん、「この見た目で英語を話せないのは恥ずかしいなって」と照れ笑い。ヒアリングには自信があるが、チームメートのFWジェイとの会話がよりスムーズになるレベルが目標だ。

体重20キロの長男を負荷にした筋トレなど、体を動かすことも忘れない。現在77キロの体重を80キロまで増やして「もっと馬力がほしい」とパワーアップも狙っている。サポーターの前で試合できる日を心から待つ。「めちゃくちゃ最高の瞬間だったんだなって思う。これを乗り切った先に楽しいサッカーの試合が待ってると信じて一緒に我慢してほしい」と呼び掛けていた。【保坂果那】