北海道コンサドーレ札幌の主力がリーグ再開前にチームを離れる。GKク・ソンユン(25)が兵役前の準備のための韓国Kリーグ移籍に向けて退団することが28日、明らかになった。三上大勝GM(48)がオンライン取材で明らかにした。兵役のため今シーズン終了後に退団し22年夏に復帰するプランだったが、新型コロナウイルスの影響などで前倒しとなった。ブラジル人FWアンデルソン・ロペス(26)は一時帰国中で、シーズン中に再来日できない可能性が出てきた。

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昨季チーム2位タイのリーグ戦9得点を挙げたブラジル人FWアンデルソン・ロペス(26)が、今季の試合に出場できない可能性が出てきた。ブラジルで子どもと暮らす夫人のコロナ禍による精神的負担を減らすため、クラブの同意を得て約2週間前に帰国した。

ビザの関係などで同国からの再入国が制限される中での帰国に、三上GMは「極端な話、今シーズン中に再入国できないかもしれないこともクラブ側が理解した上で相談を受けた。最終的には人として仲間としての判断として帰国を認めた」と説明した。

ブラジルには5月31日の再来日便チケットを準備した上で帰国。同国内でも自主トレを続けており「彼の中では1日も早くチームに合流したい気持ちは変わらない中で帰国した」と同GM。チームは貴重な得点源不在のまま、リーグ戦の再開を待つ。