コンサドーレ札幌FW藤村怜(21)が愛娘の笑顔でシーズンを乗り切る。12日、札幌・宮の沢での全体練習後にオンラインで取材に応じた。

2月16日に長女が誕生。7月4日のJ1リーグ再開に向けて強度が上がってきた練習にも「子どもが毎日かわいいので、練習で疲れていても癒やしで疲れが飛んでいく」。再開後の過密日程も父親パワーで乗り切っていく。

昨季は天皇杯2回戦ホンダFC戦でプロ初得点を挙げ、リーグ戦も6月の仙台戦で初出場した。ユース出身のプロ3年目は「練習からアピールしてリーグ戦にも何試合かは出られるようにしたいし、ルヴァン杯は絶対出るつもり」と今季の躍進を誓う。経験豊富なMF宮沢や深井、荒野に大卒新人2人も加えた層の厚いボランチ陣に割って入るためにも「攻撃の部分は負けていない。予想できないようなパス。ミドルシュートで試合を一気に変えたりもできる」と自らの武器を磨いていく。

1日に全体練習が再開されて「右肩上がりに調子は上がってきている」。家庭を持って自覚を増した藤村はリーグ再開に向け「コンサドーレファミリー一丸となって頑張って、勝てるようにしていきたい」と力を込めた。【浅水友輝】