北海道コンサドーレ札幌MF金子拓郎が定位置奪取を誓った。23歳の誕生日を迎えた30日、札幌・宮の沢での全体練習後にオンライン取材に応じた。4戦ぶり白星に貢献した前節横浜戦でJ1初得点したプロ1年目は「23歳は決して若くない。ルーキーの気持ちではなく、もっとやっていかないといけない」。8月2日神戸戦(札幌ド)でも貪欲にゴールを求めていく。

昨季王者を相手に3-1と完勝した前節は途中出場で入った後半44分にMF荒野からパスを受けて冷静に左足で流し込んだ。日々の取材で何度も口にしていた「結果」を出し「家族だったり、友人からもすごく連絡が来た。おめでとうって」と喜んだ。一方で今季は公式戦出場7試合全てが途中出場で、「自分の特長をアピールして定位置をつかめるように頑張っていきたい」と力を込める。

今月12日の湘南戦後には東京五輪代表も指揮する日本代表の森保一監督(51)からMF高嶺とともに新戦力候補の1人に挙げられた。期待のルーキーは「五輪は自分の世代で目指すべき場所。そこに入るためにも札幌で出場機会を得て活躍しないといけない。途中出場でも、この前みたいにどんな形でも点を取ることが大事」と得点量産を誓った。【浅水友輝】