J1第12節が8月22日、23日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。


清水エスパルス – 横浜FC

・清水は昇格クラブとの対戦で現在9試合連続無敗(4勝5分)。この間、無得点に終わったのはわずか1試合のみ(1試合平均1.9得点)。

・清水は前節横浜FM戦で、6試合ぶりの敗戦を喫した(3-4)。しかし、直近5試合のうち3試合で3得点以上を記録(2勝2分1敗)。それ以前の27試合で記録した同試合数と等しい。

・清水はホーム戦で現在、2009年7月以来となる3試合連続3得点以上を記録(計10得点:2勝1敗)。この3試合ではいずれも15本以上のシュートを放っている(計60本)。

・横浜FCは前節鹿島戦で今季初のクリーンシートを記録し、現在はクラブ史上初の連勝中。しかし、今季アウェイ戦4試合では1勝しか挙げていない(1分2敗)。

・清水は今季、DF登録の選手による得点数がリーグ最多(6点)。また、同クラブが挙げた直近8得点の内、4点はDFの選手によるもの(オウンゴールは除く)。

・横浜FCは今季、途中出場で起用された選手数がリーグ最多(24名)。しかし、今季同状況から出場した選手が得点に直接関与していない唯一のクラブ。

・清水はセットプレーからの得点数が今季リーグ2位タイ(9点)。対する横浜FCが直近で喫した5失点の内、3点は同状況によるもの。

・一美和成(3得点、2アシスト)と松尾佑介(2得点、2アシスト)は、直近5得点すべてを含め、横浜FCが今季挙げた13得点のうち8点に直接関与している(61.5%)。しかし、両選手ともに今季アウェイ戦ではいまだ得点に直接関与していない。

名古屋グランパス – 川崎フロンターレ

・名古屋対川崎の通算30試合では、名古屋が6勝6分18敗と大きく負け越している。名古屋にとって川崎は、現在J1に所属するクラブの中で最も勝率の低い相手(20%)。

・名古屋は川崎戦直近12試合でわずか1勝(2分9敗)。また、ホームでの今カード通算15試合でわずか3勝(2分10敗)。名古屋にとって川崎は、本拠地で3試合以上対戦したクラブの中で勝率が最も低い相手(20%)。

・名古屋は今季開幕から10試合で8失点に抑えて勝点20を獲得。開幕から同期間での失点数は昨季(7)に次いでクラブ史上2位タイ、獲得勝点は1996年(21)に次いで同2位タイ。

・川崎は今季開幕から11試合で、リーグ史上最多の勝点31を獲得している(10勝1分)。また、開幕から同期間での2位との勝点差は、2006年以降のリーグで最も大きい(+10)。

・川崎はアウェイ戦で現在、クラブ史上ベストとなる8連勝中。また、敵地での直近10試合のうち、9試合で複数得点を挙げている(1試合平均:3.2得点、9勝1分)。

・川崎は今季、相手に許した敵陣ペナルティエリア内タッチ数がリーグ最少(149)。対する名古屋は、同項目が今季リーグで2番目に少ない(161)。

・川崎は今季途中出場選手によるアシスト数がもっとも多い(7)。これらは、いずれも異なる選手が記録している(7人)。

・吉田豊は川崎との昨季前回対戦で2アシストを記録。自身にとっては、1試合で複数得点に直接関与した唯一の試合。


鹿島アントラーズ – ガンバ大阪

・鹿島対G大阪の通算58試合では、鹿島が29勝11分18敗と勝ち越している。鹿島にとってG大阪は、名古屋(112得点)に次いで2番目に総得点の多い相手(99得点)。

・鹿島はG大阪戦で現在6試合連続無敗(3勝3分)。今節でも引き分け以上だと、今カードではクラブ最長の連続無敗記録となる。

・鹿島はホーム戦で現在、4試合連続複数得点を挙げて無敗(2勝2分:1試合平均2.5得点)。本拠地ではそれ以前の3試合で計1得点しか挙げられずに3連敗していた。

・鹿島は大阪府のクラブを相手に現在11試合連続無敗(8勝3分)。この間、複数失点を喫したのはわずか1試合のみ(1試合平均:0.5失点)。

・G大阪はアウェイ戦で現在、5試合連続複数得点を挙げて無敗(4勝1分:1試合平均2.2得点)。また、敵地では現在14試合連続得点中だが、この間無失点に抑えたのも2試合のみ(計:27得点、24失点)。

・G大阪はタックル成功率が今季リーグベスト(69%:89/129回)。対する鹿島は、同成功率がリーグ2位(67.5%:114/169回)。

・鹿島は今季、コーナーキックからの失点数がリーグワースト(6失点)。対するG大阪は直近6得点の内、3点を同状況から挙げている。

・三竿健斗はタックル数が今季リーグ最多(33回)。しかし、タックルを21回以上記録している選手の中では、同成功率がリーグワースト(48.5%:16/33回)。


浦和レッズ – ヴィッセル神戸

・浦和はホームでの神戸戦で現在7試合連続無敗(5勝2分)。この間、5試合で複数得点を挙げている(1試合平均2.6得点)。

・浦和は現在、今季2度目の2連勝中。今節でも勝利を挙げると、2019年4月以来の3連勝となる。また、今季のホーム戦5試合でもわずか1敗(2勝2分)。

・神戸は現在の3試合連続未勝利(1分2敗)を含み、直近6試合でもわずか1勝(2分3敗)。また、現在は5試合連続で複数失点を喫している(1試合平均:2.2失点)。

・神戸はアウェイ戦で現在6試合連続無敗(3勝3分)。今節も敗れなければ、敵地ではクラブ史上初の7試合連続無敗となる。

・神戸は今季、クリア回数がリーグ最少(111回)。対する浦和は、同回数がリーグで2番目に多い(223回)。

・神戸は今季試合時間75分以降の失点により失った勝点がリーグワースト2位(-3)。この勝ち点は、いずれも直近2試合のロスタイムでの失点で失ったもの。

・レオナルドは今季、浦和の総得点の66.7%に直接関与(10:8ゴール+2アシスト/15)。また、浦和が挙げた直近7得点のうち、6点に直接関与している(5ゴール+1アシスト)。

・山口蛍の今季敵陣エリア内のインターセプト数はリーグ最多の17回。敵陣でインターセプトを二桁以上記録しているのは、チームメイトの酒井高徳(10)と二人だけ。


FC東京 – 湘南ベルマーレ

・FC東京は湘南戦で現在6試合連続無敗(4勝2分)。この間、4試合で無失点に抑えている(1試合平均0.5失点)。

・FC東京は直近6試合でわずか1勝(4分1敗)。今季はそれ以前の5試合で4勝を挙げていた(1敗)。

・FC東京は今季のホーム戦で既に2敗(2勝)。今節も敗れると、昨季本拠地で喫した敗戦数に並ぶ(昨季:12勝2分3敗)。

・FC東京は神奈川県のクラブとの直近5試合でわずか1勝(1分3敗)。この間、全試合で失点を許している(1試合平均2.4失点)。しかし、同県クラブとの直近の対戦では勝利を挙げた(横浜FM戦:3-1、7月12日)。

・湘南は現在5連敗中であり、今季開幕から11試合でもわずか1勝(1分9敗)。2015年以降、開幕から同期間での獲得勝点としてはリーグワースト(4)。

・湘南はアウェイ戦では、現在の5連敗を含む11試合連続未勝利(3分8敗)。2010~13年以降ではクラブワーストの敵地での連続未勝利記録(当時は18試合連続)。

・長谷川健太は監督として、湘南戦通算10試合で無敗(7勝3分)。監督として無敗を維持している中では、最も多く対戦している相手。

・安部柊斗は現在5試合連続先発出場中。この間の敵陣パス数はチーム2位であり、同成功率はチームトップ(89.6%:95/106本)。


横浜F・マリノス – サンフレッチェ広島

・横浜FM対広島の通算56試合では、横浜FMが32勝6分18敗と大きく勝ち越している。横浜FMにとって広島は、これまで対戦したチームの中で総獲得勝点が最も多い相手(102:横浜M時代も含み)。

・横浜FMは広島戦直近10試合で5敗(3勝2分)。それ以前の今カード20試合で喫した敗戦数と等しい(11勝4分5敗)。

・横浜FMは今季11試合を終えて、4試合で3失点以上を喫している(計19失点)。開幕から同期間での失点数としては、1999年以降でクラブワースト。

・横浜FMは今季のホーム戦で既に2敗(2勝1分)。これは、同チームが昨季を通して本拠地で喫した敗戦数と等しい(12勝3分2敗)。

・広島は今季アウェイ戦5試合で2勝1分2敗の成績。敵地での失点数は今季リーグ最少(2)。しかし、同5試合のうち3試合で無得点に終わっている(計5得点)。

・横浜FMは今季、クロス本数がリーグ最多(250本)。対する広島は、クロス成功数がリーグ最多(67本)。同成功率は広島(28.3%)が、横浜FM(21.6%)を上回っている。

・城福浩は監督として、横浜FM戦通算14試合でわずか3敗(6勝5分)。しかし、この2敗は昨季の今カード2試合で喫したもの(ホーム:0-1、アウェイ:0-3)。

・森島司は今季、クロスを35本以上記録した選手の中で同成功率がリーグベスト(37.7%:26/69本)。同選手は今季、セットプレーからのラストパス本数がリーグ最多(15)。


セレッソ大阪 – ベガルタ仙台

・C大阪対仙台の通算18試合では、C大阪が5勝9分4敗とわずかに勝ち越している。C大阪にとって仙台は、これまで対戦したチームの中で最も勝率の低い相手(27.8%)。

・C大阪は仙台戦直近6試合で3勝を挙げている(2分1敗)。それ以前の今カードでは、10試合連続未勝利だった(7分3敗)。

・C大阪はホーム戦で現在3試合連続無得点(2分1敗)。同チームが本拠地で3試合連続無得点に終わったことはクラブ史上初のことだった。

・仙台は今季のアウェイ戦で既に2勝を挙げている(1分1敗)。今節も勝利すれば、同チームが昨季敵地で挙げた勝利数に並ぶ(3勝1分13敗)。

・C大阪が今季オープンプレーから喫した失点数は、広島、名古屋と並びリーグ最少タイ(6)。しかし、このうち3点は前節川崎戦で喫したもの。

・仙台は今季、コーナーキックの際にG大阪と並びショートコーナーを一回も記録していない(計49回)。しかし、同プレーからの得点がない3クラブの一つ。

・蜂須賀孝治の今季クロス成功率は、同プレーを30回以上記録している選手の中ではリーグトップの40.6%(13/32)。一方、松田陸はオープンプレーからのクロス数が今季リーグ最多(58)。

・丸橋祐介は今季DF登録の選手としては、リーグ最多タイのアシスト数(3)及び、得点直接関与数(4:1ゴール+3アシスト)を記録している。同選手が得点に直接関与した試合では、前節川崎戦で敗れるまで18試合連続無敗だった(この間15勝3分:9ゴール+14アシスト)。


大分トリニータ – 柏レイソル

・大分対柏の通算14試合では、大分が3勝7分4敗とわずかに負け越している。大分にとって柏は、現在J1に所属するクラブの中で、広島(0.87失点)に次いで2番目に1試合平均失点が少ない相手(0.93失点)。

・大分はホームでの柏戦通算7試合で無敗(2勝5分)。大分にとって柏は、本拠地で5試合以上対戦したチームの中で唯一負けていない相手であり、同地での同一クラブに対する連続無敗数としてクラブ史上ベストを記録している。

・大分は現在2試合連続無敗(1勝1分)であり、この間わずか1失点。今季複数失点を喫した5試合では全敗しているが、1失点以下に抑えた6試合では開幕節で敗れて以降、現在5試合連続無敗(3勝2分)。

・大分は昇格クラブとの対戦で現在10試合連続未勝利(3分7敗)。この間、2試合でしか得点を挙げていない(計2得点)。

・柏はアウェイ戦で現在4試合連続無敗(3勝1分)。敵地では現在6試合連続得点中であり、この間の総得点は13(1試合平均2.2得点)。

・大分は今季、セットプレーからの失点数がリーグワースト(8失点)。しかし、対する柏は、総得点に対するセットプレーからの得点の割合が今季リーグで最も小さい(8%:2/24点)。

・ムン・キョンゴンは8月8日の川崎戦でJ1デビューを飾り、これ以降の3試合に出場しているGKの中ではリーグ2位のセーブ率を記録している(76.9%:10/13)。前節札幌戦の終了間際に失点を喫するまでは、9本連続でセーブを記録していた。

・15分単位の時間帯で、今季オルンガが得点を記録していないのは試合開始からの15分間だけ。一方大分が今季もっとも多くの失点を記録しているのはこの時間帯で、同時間帯の失点数はリーグワースト(5)。