浦和レッズは、8月27日に永眠した三菱自動車の前会長、益子修さん(享年71)をしのび、5日のセレッソ大阪戦(ヤンマースタジアム)で喪章をつけてプレーすることを決めた。05年の三菱自動車社長就任から16年間、クラブへのサポートを継続してきた益子さんへの哀悼の意と感謝を込め、ピッチに立つ。

17年、19年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝にも応援のために足を運ぶなど陰で支え、クラブ全体を見守ってくれた益子さんへの感謝の気持ちは強い。4日にさいたま市内で非公開練習に臨んだ大槻毅監督(47)は「(益子さんの死去は)非常に残念に思っています。長い間、サポートしていただきましたし、近年、形が変わった中でもACL決勝に応援に来ていただきました。今、私が監督を務めていますが、たくさんの方々が、益子さんや三菱自動車に感謝し、現在も感謝の気持ちを持ち続けていると思います。その思いを今週(訃報を)聞いた時から持ち続けています」と口元を引き締めていた。