北海道コンサドーレ札幌ミハイロ・ペトロビッチ監督(63)が名将対決を制してのホーム帰還を誓った。

敵地FC東京戦を翌日に控えた10日、札幌・宮の沢での軽めの調整を終え、敵地に向かった。東京を率いる長谷川健太監督(55)とはJ1通算201勝で並ぶ。「4連敗中の東京だが強いチームであることは変わらない。長谷川監督も素晴らしい監督。難しいゲームになる。自分たちが積み上げてきたものをピッチ上で表現できるかが重要になってくる」と話した。

ペトロビッチ監督はサンフレッチェ広島監督時代の06年8月12日に当時清水を率いた長谷川監督と初対戦(1-2)。互いに指揮を執った3チームでの対戦戦績はJ1計18試合で5勝7分け6敗と拮抗(きっこう)している。3日の前節川崎フロンターレ戦では12連勝中だった首位相手に2-0と快勝したが「浮かれてはいけない。地に足を付けて次の戦いに向かっていかないといけない」と気を引き締める。

今季3度目の2連勝を狙うチームにも油断はなく、チーム最多6得点のFWアンデルソン・ロペス(27)は「敵地でも勝ちにいくことは変わらない」と力を込める。J1初の200勝超え監督同士の一戦を白星で飾り、先月31日から続いた敵地3連戦を締めくくる。【浅水友輝】