昨年12月に羽生前社長が辞任し、親会社となったゼビオから中村考昭新社長を迎えたJ2東京ヴェルディが14日、東京・稲城の東京Vグラウンドで始動した。

練習前のミーティングで中村新社長のあいさつを聞いた永井秀樹監督は「ヴェルディに対するリスペクトを強く感じた。『もう1度みなさんの手でヴェルディを再建してほしい』という、本当に心あるお話だった」と笑顔を見せた。

チームはミーティングの後、グラウンド上で必勝祈願。その後、ハーフコートのミニゲームを行うなど、いきなり約3時間の強めの練習で汗を流した。

永井監督は「初日で気に入らなかったのは、ユース組がベテラン選手と比べると体もできていない、意識も低い。ユース時代の監督(永井監督本人)の顔が見たいくらいです」と叱咤(しった)激励の言葉で若手の手綱を締めることも忘れなかった。