日テレ・ベレーザは29日、なでしこジャパン(女子日本代表)MF長谷川唯(24)がイタリア1部のACミランに移籍すると発表した。

長谷川は日テレの下部組織「メニーナ」からトップチームに昇格し、高い技術や運動量を武器に各年代の代表で活躍してきた。17年になでしこジャパンでデビューし、19年にはW杯フランス大会でプレーした。

日テレでは20年シーズンに、なでしこリーグのベストイレブンと敢闘賞を受賞。シーズン最後の戦いとなった皇后杯では決勝で浦和レッズレディースを下して優勝し、涙を流していた。

ACミランは男子の強豪として知られ、女子は今季リーグ戦で12チーム中2位につけている。

長谷川は日テレを通じてコメントを発表した。

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このたび、ACミランに移籍することになりました。このクラブでは本当にたくさんの経験をさせてもらいました。中学生のときから高校生、大学生、社会人の選手と練習や試合ができたこと、そして、ベレーザという日本一素晴らしい選手たちが集まるチームを目の前で見ることができ、また、女子だけでなく、男子のさまざまなカテゴリーのサッカーをいつでも見ることができるこの環境は、私にとってとても大きなものでした。

指導してもらったスタッフの方はもちろん、カテゴリーが違えど、気軽に話をしてくれるスタッフの皆さん、いつも応援してくれているフロントの皆さんに感謝しています。ありがとうございました。そして、メニーナの頃からずっと応援してくれている皆さん、ベレーザサポーターの皆さん、直接あいさつができず、このような形での報告になってしまい申し訳ありません。勝った時も負けた時もポジティブな声かけをしてくれるベレーザサポーターの皆さんは誇りです。

これからもメニーナからたくさんの素晴らしい選手が上がってくると思います! 今までのように温かく見守ってもらえるとうれしいです!

今までありがとうございました! ここで素晴らしい指導者の方、素晴らしい先輩、頼りになる後輩、そして、高め合える同い年、心の底から楽しいと思えるサッカーに出会えました。このクラブがなければ、今の自分はいません。

小学6年生のメニーナのセレクションで126センチの小さな自分を選んでいただき、ここまで成長させてくれて本当にありがとうございました。12年間お世話になりました。自分の夢だったヨーロッパでのプレーを楽しむこと、ベレーザというチームの価値を証明できるように頑張ってきます!

Grazie mille! Ciaoハート