東京五輪世代のコンサドーレ札幌DF田中駿汰(23)が今季初得点をマークした。

2点を追う前半26分だった。FKでDF福森が蹴った低めのクロスからのこぼれ球に反応。左足で決めた。「狙った形ではなかったけど、冷静に流し込むことができた。前半のうちに1点を返せたのはチームとして大きかった」と話した。

3月、U-24日本代表にチームから唯一選出されたが、アルゼンチン戦前日の25日の練習中に負傷。左外閉鎖筋肉離れと診断され、無念の離脱となった。本番の東京五輪に向けた貴重なアピールの機会だった。だからこそ、所属チームでの活躍で五輪代表争いに勝ち抜く必要があり「負けたくない」と闘志を燃やす。

後半は3バック中央に入り、無失点に貢献。「負けにならず引き分けはポジティブに考えるべき。良くなかった部分を改善して次の試合に向かっていきたい」と前を向いた。

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