柏レイソルがベガルタ仙台に敗れ、連勝が3でストップした。4月28日のルヴァン杯横浜FC戦では0-2で敗れ、早川新監督に就任初白星を献上していた。

この日の仙台戦は前半から圧倒的に攻めながらも決定機を決めきれず、逆に後半23分に失点。失点場面は、柏DF高橋がゴール前で倒れている中でプレーが続行となり、仙台の右からのクロスにDF大南が競り合えなかったことが響いた。これが仙台の決勝点となり、仙台と手倉森監督に、今季リーグ戦初勝利をプレゼントしてしまった。

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試合後のネルシーニョ監督の会見は以下の通り。

-試合の総括

サッカーは90分間、両チームに平等に与えられた中で、その流れで訪れる決定機を仕留めた者が勝つ。今日の試合は、我々が再三、ゲームを支配してチャンスをつくれていたにもかかわらず、その決定機を仕留めることが出来なかった。それが最終的に今日の結果になってしまったと思う。

-失点シーン。ゴール前で高橋選手が倒れていた影響は?

確かに、あの状況で高橋が倒れたことで、うちとしては守備の数が1人足りない。守備がオーガナイズできなかったのはその通り。レフェリーが正当にジャッジしてくれると待っていたが、そのようにならずに結果的に失点を許した。

-後半30分。仲間選手と交代でイッペイ・シノズカ選手が入った。北爪選手をボランチに回した狙いは?

ドクターから「(仲間の)ふくらはぎがつりかけている」という報告があった。仲間を変えた理由はそこ。本来、イッペイを北爪にかえてウイングバックとして入れようとした。ちょうど3回目の交代で、慎重にイッペイをウイングバックして北爪をボランチとして起用する判断をした。