J1清水エスパルスのFWカルリーニョス・ジュニオ(27)が、シーズン終盤戦の起爆剤になる。21日は静岡市内で調整。24日のヴィッセル神戸戦(アイスタ、午後7時)に備えた。

7月に右膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷し、長期離脱を強いられた。18日の前節ベガルタ仙台戦(2○1)で7試合ぶりの出場。「とても幸せな瞬間だった」と振り返り、チームのリーグ戦9試合ぶりの勝利に貢献した。

昨季はチーム最多の10得点を挙げた。離脱中は「チームの助けになれないことが心苦しかった」。懸命なリハビリを経てシーズン中の復帰を果たした。「良い状態で戻ることだけを考えていた。目標は清水をJ1に残留させ、良い形でシーズンを終えること」と決意を新たにした。

リーグ戦は残り9試合となった。現在15位で、降格圏の17位との勝ち点差は「6」。神戸戦では今季初の連勝が懸かる。カルリーニョスは「さらにコンディションを上げていく必要がある。これまで勝てなかった分を取り戻したい」と力を込めた。【古地真隆】