来季続投が25日に発表されたヴィッセル神戸三浦淳寛監督(47)が26日、オンライン取材に応じ、その際に主将MFアンドレス・イニエスタ(37)から連絡を受けたことを明かした。

「(イニエスタから続投)おめでとう、という言葉をかけられたのか」と、記者に聞かれた三浦監督は「『お』(という言葉が)が長かった」と苦笑いし、「僕自身(18年途中にイニエスタが)神戸に加入してくれたことが、今でも信じられない。そこから信頼関係は一切揺るぎない」と、両者の関係性を強調した。

神戸は今季残り2試合で3位をキープ。来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に王手をかけている。現在4位名古屋グランパスとは勝ち点5差。27日のホーム最終戦、2位の横浜Fマリノス戦は引き分けでも、得失点差の関係で今季の3位は確実になる。勝てば大逆転2位の可能性も出てくる。

「明日が決勝戦のつもりでやっていこうと(選手に)話はしている。チームは勝ちきれない時もあったが、粘り強さもついてきた。集大成としてホーム最終戦のピッチで思う存分、その準備していることを発揮したい」

昨年9月に途中就任した三浦監督は、指導者経験ゼロの状態でタレント集団の神戸をまとめ上げ、クラブから高い評価を受けての来季続投となった。【横田和幸】