ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)が、今オフの帰国をとりやめにする検討に入ったことが8日、関係者の証言で分かった。

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オミクロン株が世界的に流行の兆しを見せていることで、スペインに1度帰国して再来日する場合、隔離期間など問題があり、来年1月中旬予定のチーム始動に影響を及ぼす可能性があるためだという。

主将も務めるイニエスタは、自身の立場を理解した上で日本にとどまることを検討。クラブは帰国か否かの判断は本人に任せているという。イニエスタは昨年12月に1度、スペインに帰国しているが、右大腿(だいたい)部の手術のためで静養が目的ではなかった。

今季は本来、4日の今季全日程終了後、即座に帰国する予定だった。だが、その予定をいったんキャンセル。当初出席予定のなかった6日のJリーグアウォーズの表彰式に参加していた。

イニエスタは今季で来日4年目。来季から新たに2年間の契約延長が決まっており、2年ぶりに出場権を獲得したアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝を最大の目標に掲げている。