セレッソ大阪は23日、恒例の宮崎キャンプをスタートさせた。

午前中に空路で現地入りし、午後に宮崎市内で始動。大雨の中で約1時間初練習し、MF清武弘嗣(32)がオンラインで取材に応じた。

「今日は(宮崎に)着いたばかり。雨の中でいい雰囲気でできた」と感想を述べた清武は、10人以上の新メンバーが加わった今季の顔ぶれについて「若い選手が増えたので、より一層、上の選手の重要性が増してくる」と説明。ベテランの域に入った自身を含め、チームが同じ方向へ進めるように若手の先導役になることを意識している。

日本代表候補合宿に参加していたDF西尾隆矢(20)も、この日から合流。後輩の成長ぶりに「常に淡々としているし、常に自分のやることをしっかりしている」とコメントした。

小菊昭雄監督(46)は14日の始動日に、改めて「攻守に全員がかかわる、躍動感あるサッカー」を目標に掲げた。清武も「チームのコンセプトをより、はっきりしないといけない。昨年より明確にしないと同じシーズンになる」と話す。

昨季はルヴァン杯で準優勝、天皇杯はベスト4に進んだ一方で、J1リーグでは攻守とも不完全燃焼で12位に終わった。8月末にはレビークルピ当時監督が事実上の解任となり、コーチだった小菊監督が内部昇格していた。ルヴァン杯と天皇杯の2冠を獲得した17年シーズン以来のタイトルへ、2月5日までの宮崎キャンプが重要になる。