ガンバ大阪の不動の守護神だった元日本代表GK東口順昭(35)が、開幕のベンチから外れた。

これまでクラブ記録を更新するJ1最長の連続試合フルタイム出場が、109試合で止まった。(※J1全体の最長記録はGK曽ケ端準=鹿島=の244試合)

東口は18年11月3日浦和レッズ戦でベンチ外になったが、次節の同10日湘南ベルマーレ戦からフルタイム出場を続け、同年の3試合(270分)、19年(34試合=3060分)、20年(34試合=3060分)、21年(38試合=3420分)とゴールを守り続けてきた。時間にして9810分連続でプレーしてきたが、無念の欠場となった。

試合後、片野坂知宏監督(50)は「(東口は)よければ、もちろん開幕の先発でプレーしてほしかったが、状態がよくなかったので回避し、ベンチに入れなかった」とコメント。欠場理由に関しては「けがといえばけがですかね。ずっと状態もなかなか…難しさがあったので」と説明した。

代わって先発したのはGK石川慧(29)で、ベガルタ仙台時代の16年以来、6年ぶりのJ1通算3試合目の出場だった。前半開始早々にビッグセーブを見せるなど好守備が目立った。

試合は前半途中にFWパトリック(34)が一発退場となり、数的不利のG大阪が完敗した。