昨夏加入した横浜F・マリノスFW宮市亮(29)が、Jリーグで初先発した。

4-2-3-1の右ウイングで出場。持ち前のスピードを生かして何度もDFラインの裏に抜け、スルーパスを引き出してチャンスメークした。相手選手を置き去りにするスピードに、会場からはどよめきも起こった。

試合はFW西村の2ゴールで横浜が勝利。宮市は得点に絡む場面こそなかったが、横浜サポーターに強烈な印象を残した。試合を終えた宮市は「本当に楽しんでやれたと思います」とすがすがしい表情を見せた。

昨夏ドイツからJリーグに活躍の舞台を移したが、2試合の途中出場にとどまった。今季もここまでの3試合はベンチ外と、簡単には出番を得られずにいた。

それでも「マリノスはレベルが高いので、メンバー外でもしっかりと練習できている。チャンスが来たときモノにしてやろうと、マリノスの動き方、スピードを生かす部分は徹底してきた」と宮市。ぬかりない準備で、監督の期待に応えてみせた。