サガン鳥栖のレバノン代表DFジョアン・オマリ(33)が、闘魂注入での古巣けん引を誓った。

18年途中の鳥栖加入から神戸、東京を経て2月下旬に4年ぶりに完全移籍で復帰。10日、佐賀・北部グラウンドで初めて全体練習に合流した。

練習後にオンライン対応。鳥栖での役目を問われ「気持ちで戦うことがプレースタイルなので、パッション(情熱)のところを見せて行きたい。経験のすべてをかけてベストを尽くす。若い選手のお手本になりたい」。闘魂が持ち味のベテランとして、J1の中でも若い選手が多いチームのサポート役にも徹す。

リーグ3戦を終えて、川井健太監督(40)が「守備の部分はオーガナイズされてきた」と守備面は上向きだ。だが、ここに来てDFもこなす守備的MF島川俊郎(31)が、左足負傷で全治8週間。守備陣には痛手となった。

球際に強いオマリの早期出場も待たれるところだ。ただ、現状のコンディションについては、7日にチーム合流したばかりで「けがしないよう、チームになじむことを意識したい」。13日のホーム浦和レッズ戦(駅スタ)は間に合いそうにないが、急ピッチで備える。【菊川光一】