前節で今季初勝利を挙げた浦和レッズは、アウェー戦で連勝とはならなかった。ここまで6試合を終えて、1勝1分け4敗の勝ち点4で13位となった。

前半は鳥栖の速い守備のプレスに苦しみ、相手にペースを握られた。リカルド・ロドリゲス監督(47)は「相手が強くプレスをかけてくるので、そこでプレーするのがなかなか難しい状況が前半特に多かった。立ち上がりから勢いを持っていかれた」と振り返った。

前半をスコアレスで折り返すと、後半開始直後から猛攻を見せた。しかしチャンスを決めきれないまま、後半26分に相手に先制ゴールを献上。同31分にはFWユンカーも投入したが、最後までゴールネットを揺らすことは出来なかった。「後半立て直した後に、作れたチャンスを決めきれるかどうか、決定的なところを決めきれるかどうか、次に重要になってくると思う」。

開幕直前にコロナ禍、ケガ人や2試合連続の退場者…。スタートダッシュを決められなかった悪い流れを、きっぱり断ち切れずにいる。「今回はどちらに転んでもおかしくない試合展開だったと思う。ディテールを決めきれなかったのが結果を決めてしまう」。次は19日、磐田戦(埼玉)。ホームで気持ち良く快勝したい。